次なる成長目的のM&Aヘ 日本の精密機器企業は戦後にカメラや時計からスタートし、高度経済成長期に計測器や複写機などへ多角化。現在ではメカトロニクスやエレクトロニクス、ケミカルの技術を融合して提供する総合メーカーとなり、日本の輸出を支えている。
業界の現在のテーマは次なる成長。精密機器は他産業に比べ利益率が高く、毎年積み上がる何百億ものキャッシュをどう使い、成長するかが課題に。
そこで各社は新たな技術を求めてM&Aという選択肢を手にしつつある。
医療分野に次の成長を見出す精密メーカー 収益性の高さと独立性から再編が起こりづらい精密業界。
しかし、昨今ではキヤノンによるアネルバ買収や、リコーによる米IBMの印刷事業買収など、生産や技術強化のために、部門ごとにまたは大手が中小を買収する形でM&Aが行われている。
その一方で、OA機器メーカー各社は「ポストカラー」を推進。
コピー機や複合機の普及が進んだ現在、各社はフルカラー化を進めているものの、いずれは成長が限界に。
成長への答えの1つとして医療分野に目を向け始めている。
たとえばオリンパスは内視鏡を手がけてガンの解明に取り組み、キヤノンは持ち前のインクジェット技術を用いたDNAチップを開発。
また、眼鏡メーカーのHOYAは内視鏡分野に強いペンタックスと統合して医療に進出したいところ。
オリンパスもテルモと提携強化するなど、医療への関心は強い。医療分野強化のためのM&Aは今後も続く見込みだ.。
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